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乙島活性化は任せて

本紙掲載日:2022-08-26
2面
地域おこし協力隊員として着任した田中俊介さん(22日、門川町の乙島)=提供写真

地域おこし協力隊・田中俊介さん着任−門川町

 移住して地域の活性化に取り組む「地域おこし協力隊」の隊員として、門川町に新たに、京都府出身の田中俊介さん(37)が着任した。町のシンボルである無人島「乙島(おとじま)」のアクティビティ(自然を生かした遊び)を担当する。

 田中さんは中学校、高校とラグビーに打ち込み、社会人からはビーチラグビーを楽しんできたスポーツマン。柔道整復師の資格を持ち、京都市内に整骨院を開業していたが、コロナ禍で自分を見詰め直すうち、自然への憧れが強くなっていったという。

 「40歳を前にもう一度何かできないか」と模索する中、今年3月、県内の移住情報などを集めたイベント「日本のひなた宮崎フェス」(県主催)に参加。アクティビティを生かして乙島を活性化させようと、同町が隊員を募っていることを知った。可能性を感じ「絶対に応募するので、僕のことを覚えておいてください」と、その場で担当者に念押ししたという。

 その後、見事採用となり、同じく京都府出身の妻と、小学1、3年の娘2人とともに同町に移住。今月8日に着任した。

 現在、乙島はキャンプシーズン真っただ中。田中さんはスタンドアップパドル(SUP)、シーカヤックなどのアクティビティのサポートに励んでいる。

 着任後1、2週間で、すでに爽やかに日焼け。「海のアクティビティはもちろん、島内の原生林にもわくわくしている。さらに日焼けしながら、今までにない乙島の魅力を見つけていきたい」と意気込む。

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