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第二のふるさと、里帰り観光ツアー

本紙掲載日:2022-08-26
3面

東京、名古屋、大阪発参加者募集−延岡市

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大で影響を受けた観光需要の早期回復や地域経済の再生を図ろうと、延岡市は9月から来年1月にかけて、同市にゆかりのある市外・県外在住者を対象とした「第二のふるさと里帰り観光ツアー」を行う。18日、参加者の募集を開始した。

 延岡城・内藤記念博物館や野口遵記念館の開館、旭化成の創業100周年など節目を迎える中、観光誘客を促進する。事業費は577万円。

 東京発、名古屋発、大阪発があり、旅行代金を1人1万4500円補助する。市は出身者や旭化成など市内に勤務していた人ら約300人の参加を見込む。

 設定日は9月29日、10月13日、同20日、11月2日、同17日、同24日、来年1月19日。いずれも2泊3日の日程で、1日目と3日目に旭化成展示センター、延岡城・内藤記念博物館、市役所、日向市の馬ケ背などを訪れ、2日目は終日フリータイムとなる。9月29日は西郷隆盛宿陣跡資料館、11月2、17、24日はあゆやな、1月19日は野口遵記念館の見学をそれぞれ追加する。

◆案内役は今井さんと清水さん

 ツアー実施に合わせ、市は懐かしい人との再会を希望する場合の相談窓口として、ボランティアコンシェルジュを配置した。市役所で23日、委嘱状交付式が行われ、読谷山洋司市長が同市出身の今井厚子さん(59)と清水道代さん(58)の2人に委嘱し、「再会を一つでも多く実現するよう力をいただきたい」と述べた。

 2人は来年2月28日までの間、同市と縁がある市外・県外在住者からの尋ね人探しなどに関する問い合わせへの対応や、延岡観光のPRなどを行う。

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