ウクライナの平和を願い

日向青年会議所・坪谷川で灯籠流し

　ロシア軍の早期撤退、ウクライナの平和を願う灯籠流しが２４日夕、日向市東郷町の牧水公園内を流れる坪谷川の河川プールであった。主催は日向青年会議所（日向ＪＣ、黒木基広理事長、１２人）。市内の小中学生が描いたヒマワリの絵やウクライナへのメッセージが書かれた灯籠１００個を流し、川面は平和への思いや願いがこもったともしびに包まれた。灯籠流しは、ウクライナの独立記念日に合わせて行われた。

　日向ＪＣは創立６０周年記念事業の一環として、ウクライナの国花と日向の市花が同じヒマワリであることから、ヒマワリに関連した「『とどけ』ひまわり支援プロジェクト」を展開。今回の灯籠に貼り付けられたヒマワリの絵は、市内の小中学校に呼び掛けて７月上旬から夏休み前まで募集し、約９００枚の絵が集まった。灯籠に使用した作品は４００枚、残りは９月に予定する創立６０周年記念式典で利用するという。

　この日、流された灯籠には、児童生徒が描いた元気に咲くヒマワリのほか、「がんばれ、ウクライナ」「みんな味方です」「平和な暮らしが訪れますように」などのメッセージも添えられた。日向ＪＣの会員が、日没に合わせて静かに灯籠を川に浮かべると、平和への思いや願いがこもった淡い光が水面を照らしながらゆっくりと漂った。

　黒木理事長は「微力ながらも平和への貢献、支援につながれば。一日でも早くウクライナに平和が訪れてほしい」と話した。

　日向ＪＣによると、集まったヒマワリの絵１枚に付き１００円を寄付し、６、７月に実施したヒマワリの種の販売で得た益金と合わせてウクライナに送るという。