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新型コロナ週刊トピック

本紙掲載日:2022-08-27
3面

今後も確実に増加−事業所での感染対策と課題

 延岡市内では新型コロナウイルスの新規感染者が1週間当たり千人近く増加し、専用ベッドも満床を超過して入院患者を受け入れている極めて深刻な状態が続いています。県内の自宅療養者も24日時点で2万5千人を超えて過去最多となる中、専門家は事業所における感染対策や新型コロナ対応の課題を指摘しています。そこで今週は企業対策を中心にお伝えします。

◆高齢者、乳幼児に感染拡大

 延岡市内の新規感染者数はこの1週間で2534人に上り、前週から一気に963人増加しました。1人から何人に感染しているかの指数となる実効再生産数は24日現在1・57人で、増減目安の「1」を超えています。

 これは感染が急激に拡大した7月中旬と同レベルで、今後、確実に増加傾向が続くことを示唆しています。注視すべきは、リスクの高い高齢者や乳幼児にも感染が広がってきていることです。

 感染者数の増加による「数的医療崩壊」、重症者(入院)が増えたことでの「質的医療崩壊」、医療従事者が感染・濃厚接触者となる「病院機能不全の医療崩壊」という悪条件がそろい、さらなる深刻化が見込まれます。

 高齢者・福祉施設でも同様の状況が急速に広がっており、「介護・福祉の崩壊」も差し迫っています。

◆9月以降、学校再開が増加要因

 県新型コロナ対策調整本部の佐藤圭創特任医師は、お盆を含む夏休みに人の動きが活発化した反動で、県内の感染者数が今週末から来週にかけてピークに達すると予測します。

 それでも9月に入ると、暑さが和らいで換気しやすくなり、努力義務となった5〜11歳ワクチン接種の拡大、10月後半に接種開始するオミクロン株対応2価ワクチンなどにより、感染者数の減少が期待できるといいます。

 一方、新学期の登校再開、2回の連休(9月17〜19日、23〜25日)、4回目ワクチン接種の伸び悩み、外国人旅行客の増加など負の要因もあり、これらの対策がうまくいかなければ増減が繰り返されると指摘しています。

◆とりわけ心配なケンタウロス

 とりわけ心配なのが新たなオミクロン亜種のBA・2・75(通称ケンタウロス)です。国内でもすでにBA・5からの置き換わりが加速化しており、市中感染が広まれば9月後半にも今を超える感染者の急増が起こる恐れがあるというのです。

 このため、市医師会などは「どれだけワクチン接種を進め集団免疫を高められるかが、次なる流行への大きな備えになる」と強く訴えています。

◆職場でのクラスターが頻発

 クラスター(感染者集団)など感染経路の分析も担っている佐藤医師は、「爆発的な感染拡大に伴って、職場内での集団感染が頻発している」と指摘しています。

 以前のように、感染者が確認された職場のクラスター抑制に保健所が介入しなくなったことで対策が手薄になり、感染したり濃厚接触者になった従業員が出勤する事業所が増えたためといいます。

 特に、症状があるのに出勤したり、「検査をして陽性になったら休まないといけないから」と従業員が受診しなかったことで、結果的にクラスターが発生した事業所が目立つそうです。

 職場での感染拡大を防止しなければ、そこに勤めている人から家庭や医療・福祉施設などへと感染が波及して、高齢者や基礎疾患がある人、乳幼児らが危険にさらされ、ひいては重症者・死亡者の増加へとつながります。

◆職場で感染者が出たら

 事業所で陽性者が確認された場合は、まず会社が本人から発症日(無症状の場合は検体採取日)を聞き取り、発症2日前から接触した人のうち、濃厚接触者に該当する人をリストアップします。

 「濃厚接触」とは、互いにマスクを着用せず、手が触れる距離(1メートル程度)で15分以上会話した場合(チェックシート参照)を指します。濃厚接触者に該当した従業員へは、陽性者と最後に接触した日の翌日から5日間の自宅待機とすることが求められます。

 待機期間中は出勤せず、不要不急の外出を控えること。例え無症状でも、高齢者や基礎疾患がある人とはできるだけ接触しないことが肝心です。

 出勤を再開しても10日間が経過するまでは健康状態を確認し、症状が出た場合はかかりつけ医などに連絡した上で受診しましょう。

 受診や相談先の医療機関に迷う場合は、県の新型コロナウイルス感染症受診・相談センター(電話0985・78・5670)が24時間電話対応します。

◆不要な陰性証明−従業員に求めないよう呼び掛け

 出勤を再開する従業員に対し、事業所側が提出を求める陰性証明が、医療機関の大きな負担になっているといいます。作成作業のため、一般診療にも影響が出ています。

 県や市町村は「感染者、濃厚接触者の職場復帰に陰性証明は必要ありません」として、各事業所が暗に従業員へ提出を求めないよう呼び掛けています。

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