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コロナ下の避難所運営

本紙掲載日:2022-09-01
3面
説明を受けながら避難所の受け付けについて訓練する市職員
テントや簡易ベッドの組み立て方も確認した

日向市が3回目の訓練


◆間仕切り用−テント設置など確認

 日向市はコロナ下における災害発生時の避難所運営訓練をこのほど実施した。避難所担当職員約40人が避難者の受け付け方法や誘導、間仕切り用テントの設置方法などを確認した。新型コロナウイルス感染症が広がった2020年に1回目を実施しており、今回で3回目。

 避難所が開設されると、担当職員は市役所に設置された対策本部室で「避難所セット」を受け取ることになっており、その説明からスタート。職員は、セットの中に入っている飛沫(ひまつ)防止グラスなどを装着し対応。避難者受付では体調に問題のない夫婦、発熱が確認される男性、ペット同伴の女性と、三つのケースに分けて訓練した。

 職員は防災推進課防災管理係の松葉春奈主事から説明を受けて、避難者に対応。検温した後、世帯主など代表者にチェックシートを記入してもらい、事前にゾーニング(区分け)した場所に誘導した。

 体調が悪い、発熱がある避難者に対しては、対策本部と無線で連絡を取り合いながら、市指定の体調不良者専用避難所に案内した。

 受け付け方法のほか、間仕切り用テントや簡易ベッドを組み立てたり、消防職員から熱中症対策について学んだ。

 松葉主事は「担当職員は普段の仕事に加えて避難所運営もあるため大変だと思うが、真剣に訓練に取り組んでくれてありがたい。災害時に市民の皆さんに安心して避難できる場所を提供できるよう努めたい」と呼び掛けた。

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