女子新体操の普及へ

小中学生対象、参加呼び掛け−１８日、日向で体験会

　小中学生を対象とした「女子新体操」の体験会が、１８日午後１時から日向市体育センター（本町）である。経験者らでつくる「県北に新体操を普及する会」（池田千恵代表）は、広く参加を呼び掛けている。

　新体操はリボンやボール、フープ、クラブ、ロープ（ジュニアのみ）などの手具を操りながら、音楽に合わせ１３メートル四方のフロアマットで演技して、芸術性を競う採点競技。当日は日本女子体育大学新体操部から、インターカレッジ（学生全国大会）上位入賞など活躍中の菊地翔選手と大西歩美コーチらを招き、楽しみながら競技を体験する。

　体にフィットするＴシャツ・スパッツなど運動しやすい服装で、学校の体育着も可。また、床で滑らない綿製の靴下、タオル、飲み物なども各自持参すること。傷害保険なし。手具は主催者が準備する。

◆日向にもジュニアクラブを

　池田代表によると、かつては日向や延岡など県北の中学校や高校は女子新体操が盛んで、県代表選手として上位大会でも活躍。だが、現在は県内の中学校に女子新体操の指導者はおらず、高校も１校のみという。

　５年後に控える国民スポーツ大会の県内開催では、延岡市に整備中の新たな県体育館が新体操と体操の競技会場に指定されており、「少しでも多くの選手を送り出して盛り上げたい」と池田代表。このため、３年前に「延岡ジュニア新体操クラブ」を立ち上げて選手育成に励んでおり、日向市スポーツ協会のアンケートでも希望する子どもの声が集まったため、体験会を開くことにしたという。

　体験会を通してある程度の要望があれば同協会の協力も得て、ジュニアクラブを発足する計画。「日向地域の子どもたちの活動に援助を頂けるよう、ぜひ、新体操普及へのご協力をお願いします」と来場を呼び掛けている。