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台風14号−浸水被害「もう駄目かと」

本紙掲載日:2022-09-20
2面

時間ごとに水位上昇−暗闇で一夜

◆日向市東郷町の旧橋口商店

 台風14号の影響で、日向市と入郷地域を結ぶ国道327号や同388号、同446号などで倒木や土砂崩れが発生し、一夜明けた19日はさまざまな場所で全面通行止めとなった。至る所が冠水したほか、東郷町では多くの住宅が浸水被害に遭い、片付け作業に追われていた。

 日向市東郷町下三ケ児洗地区では、美郷町南郷から下流に流れる小丸川と谷川の合流地点が氾濫。同所に架かる尾鈴橋の道路は流木が覆っていた。

 橋のすぐそばにある旧橋口商店は、床上約180センチほどまで水に漬かる被害に遭った。同所で1人暮らしをしている橋口穂積さん(86)は、盆休みで帰省していた長女(66)と次女(63)と共に2階に避難した。

 橋口さんによると、午後6時ごろ、家の前の道路が冠水し、程なくして床下へ。「そこからすぐに(床上へ)上がって来た」。1時間ごとに階段1段ずつ水位が上昇し、午後11時ごろには6段目に到達した。

 午前0時ごろから徐々に水位は下がったが、停電し暗闇で過ごした一夜を次女は「命の危機を感じ、もうだめかと思った」と振り返った。

 日が昇り始めた19日午前6時すぎに1階へ降りると、辺りは泥まみれ。商店時代から使用していた冷蔵庫や冷凍庫は倒れ、和室の畳は浮き上がっていた。

 昼前から近所の人たちが訪れ、泥水をかき出したり、使えなくなった家電や衣類品などの撤去作業に当たったが夕方を過ぎてもめどが立たない様子だった。

 橋口さんは「50年以上住んでいて、前に一度だけ50センチほど浸水したことがあるが、まさかまた水が上がってこんなになるとは」と話していた。


◆民家、工場が浸水−耳川氾濫、河口の立縫地区−日向市美々津町

 日向市の耳川河口に近い同市美々津町の立縫地区の一部は、台風接近と満潮の時間が重なり、耳川が氾濫。道路が冠水し、民家や工場が浸水するなど大きな被害を受けた。

 自宅と店舗が被害を受けた八幡酒店の八幡知恵子さん(67)は「避難所から戻ってみると、家の中まで泥に覆われていた。畳の30センチくらい上まで水が上がったようだ。こんなに水が出たのは初めて。停電も丸一日以上続いており、営業再開の見通しが立たない」と泥に覆われた家財道具を運び出し、周辺を水道で洗い流していた。

 ちりめん製造などを営む美々津町第2漁業生産組合の黒木洋代表(58)は「冷蔵庫、釜、乾燥機などの機械が被害を受けた。とりあえず選別場の泥を洗い流している。復旧までに1カ月程度はかかるのでは」と無念そうに作業に取り組んでいた。

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