第１０回県市町村対抗駅伝大会
本紙掲載日：2020-01-15
9面
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佐藤航希、恩返しの区間賞
「もしかしたら最後の市町村駅伝。地元に恩返しをしたかった」。延岡市Ａのアンカー佐藤航希は、生まれ育った故郷への感謝を胸に区間賞の走りを刻んだ。
延岡市の出身。西階中時代から県トップ選手として活躍し、宮崎日大高ではエースとして昨年末の全国高校駅伝は、初の７位入賞に貢献した。
県高校長距離界のエースとして、「走りとしては最低限だったが、多くの声援に感動しながら走れた」と５回目の出走を振り返った。
「自分も小学生時代はＢチームや補欠。今の小中学生には、現状にとらわれず、いつか花開く自分の可能性を信じて、好きな陸上を続けてほしい」
春からは早稲田大に進学予定で、「エンジ（のユニホーム）には、日の丸を背負う選手になる責任がある。覚悟を持って４年間取り組みたい」と誓っていた。