地元のきれいな海守りたい
本紙掲載日：2022-07-19
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熊野江海岸を清掃−熊野江小と南浦中
延岡市立熊野江小学校（田中芳郎校長、８人）と南浦中学校（濱下祐二校長、１３人）は１日、地域の人や保護者らと一緒に学校近くの熊野江海岸を清掃した。活動は、児童生徒の美しい環境を守る心、奉仕の精神を育てようと毎年、海開きの前に海水浴場を含む約４００メートルの区間で行っている。
作業に取り掛かった子どもたちは、小まめに水分を取って熱中症予防をしながら、火ばさみやバケツ、熊手、ごみ袋などを使って海岸に流れ着いた流木やペットボトル、発泡スチロールなどを拾い集めた。
また、地域の人たちが可燃ごみと不燃ごみの分別をしていると、生徒や児童も作業に加わり、ごみを袋に入れた。例年に比べて、ごみが少なかったことから、清掃は１時間ほどで終了した。
休日にも友人と一緒に同海岸でごみを拾うという桑原一世さん（南浦中２年）は「総合の時間を使って、班のみんなで海岸のごみを減らすための工夫について話し合っていたので日頃から関心があった。清掃活動に参加するのは今年で８回目で、年々ごみが減ってきていると思う」、甲斐天陽さん（熊野江小６年）は「またきれいになった海を見て、これからも故郷の海を守っていこうと思った」と話した。