２３日、土用の丑
本紙掲載日：2022-07-22
3面
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県産を確保、夜通し作業−延岡の専門店、愛甲うなぎや
２３日は土用丑（うし）の日。延岡市本町の創業８９年のウナギ料理専門店、愛甲うなぎや（秋田潤社長）は準備に大忙しだ。
今年は全国的にウナギの流通が少なく、仕入れの面で苦労したそうだが、なんとか昨年と同じ２千匹の県産ウナギを確保した。値段は据え置いて提供するという。
３日前から職人が泊まり込んで夜通し作業を続けている。
体感温度８０度ともいわれる焼き場では、１人で担当する秋田社長が、創業以来続く秘伝のタレに何度もくぐらせながら、備長炭で一匹一匹を丁寧に焼き続ける。
同店では、丑の日が近づくにつれ、電話での予約が増え、２２日からは電話専門のスタッフも配するなど対応に追われている。
秋田社長は「ここ２年と違い、店内で食事をされるお客さまも増えており、週末は家族連れでにぎわっている。暑い日が続くがウナギを食べて、元気に過ごしてほしい」と話している。