永峯さん（東海東小１）優秀賞

第１４回宮交バスデザインコンテスト

◆３０日〜１０月１３日宮崎市で展示

　県内の小学生を対象に作品を募った第１４回宮交バスデザインコンテスト（宮崎交通主催）の学年別優秀賞が決まり、２３日、宮崎市の宮崎観光ホテルで表彰式が行われた。県北関係では、小学１年生の部で延岡市立東海東小学校の永峯瑞基さん（６）が受賞した。

　コンテストは「バスの日」（９月２０日）に合わせ、子どもたちにバスをもっと身近に感じてもらおうと毎年実施している。今回は１５１８点の作品応募があり、１次、２次、最終審査を通過した４７点の中から、各学年の優秀賞６点と審査員特別賞１点を選んだ。

　地域の特産品や観光名所、伝統行事などをモチーフに自由な発想でデザインした力作の中、「ともだちバス」と題した永峯さんの作品は、「車内に友達がいっぱい乗っている感じで楽しい気持ちが伝わってくる。見ている人が笑顔になる素晴らしい作品」と評された。

　受賞者の表彰は同社の田代景三執行役員と県バス協会の上平賢一専務理事が行い、受賞者に表彰盾と副賞、ミニチュアバス停を授与。夏休み中に作品作りに励んだという永峯さんは、「色を塗るところを頑張った。優秀賞が受賞できてうれしい」と喜んでいた。

　このほか、各学年の優秀賞作品６点から選出される最優秀賞は、小学４年生の部で優秀賞を獲得した宮崎市立大淀小学校の岩切美咲さんが受賞した。作品名は「スポーツの町、宮崎！」。

　最優秀賞作品は、バスにデザインのラッピングを施した上で、１０月２９日の宮崎神宮「神武大祭」で初お披露目した後、延岡市や宮崎市、都城市など県内を約１年間かけて運行するという。

　また、最終審査まで残った４７作品の原画は、今月３０日から１０月１３日まで宮崎市の宮交シティに展示する。最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞の受賞作品は後日、同社ホームページでも紹介するという。