仲良くカヌーで川下り

はらはらわくわくふるさと体験隊−友内川

　延岡市の自然や歴史、文化、産業に触れて生きる力を育む「はらはらわくわくふるさと体験隊」は１日、市内を流れる北川支流の友内川でカヌー体験を行った。小学４〜６年生の参加者２０人が友内川河口周辺の豊かな自然を観察したり、ごみ拾いをしたりしながら川下りを楽しんだ。市教育委員会主催、リバーパル五ケ瀬川（同市牧町）協力。

　今回は、毎年度６月〜翌年１月に実施している月１回の企画とは別に、コロナ禍により減少してしまった体験活動の機会を確保するため、番外編として企画された。

　ＮＰＯ法人ひむか感動体験ワールド（ノベ☆スタ）から成崎聡事業部長が応援で参加し、子どもたちは最初にダブルパドルの使い方を学んだ。ダブルパドルを胸の前に持ち上げ、「持つ時は順手。逆上がりの時の逆手とは違うよ」と説明を受けると、手元に注意しながら動かした。

　その後、横転してしまったときの対処法などを教えてもらうと早速、１人で乗り込んだ。初めてカヌーを体験する子どもたちは、緊張しながらも挑戦。一生懸命にこぎながら隣同士になった子に「どこの小学校？」「頑張れ」と話し掛けて仲良くなる場面も見られた。水面に浮かんだ瓶やプラスチックごみを見つけると拾い上げながら、１時間で約３キロのコースをこいだ。

　この日初めてカヌーを体験したという木下匠真さん（南方小４年）は「最初は進んでいなかったが、教えてもらったこぎ方で早くなった。自然を味わえた気がして楽しかった」。小原里桜さん（東海東小５年）は「腕が疲れるなと思ったけど、操作に慣れてきて楽しいと思った。次回も参加したい」と話した。