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日本画家・原さんと絵で交流

本紙掲載日:2022-10-08
7面
完成させた作品と、原さん=前から3列目の右から3人目=を囲む園児ら(7日、日向市曽根町のすくすくひなた保育園)

すくすくひなた保育園

◆8日から現代国際巨匠絵画展−日向

 日向市曽根町のすくすくひなた保育園(黒木克臣園長、0〜2歳児19人)に7日、日本画家の原宏之さん(61)=埼玉県在住=が来園し、絵を描いて園児と交流した。8日から同市中町の市文化交流センター大ホールで始まったチャリティー企画「現代国際巨匠絵画展」の一環。

 原さんは福島県生まれ。独学で日本画家を志し、日本の四季の移ろいを爽やかな色彩と繊細なタッチで描く。郷愁を誘う作風は多くのファンを持つ。

 この日は、園児の手形と足形を組み合わせて模造紙に描かれた虹や太陽を背景に、原さんがヒマワリ畑を描き加え、一枚の作品を完成させた。原さんの作品「ひまわり畑」に感銘を受けた同園からの要望に応えた。

 白地に一気に描き上げられていく、生き生きと咲くヒマワリの姿に、園児たちの目は集中。原さんが持つ筆の動きをじっと見詰めていた。

 絵画展は、同園を運営する有限会社やちよ(旧・八千代建設)の創業40周年の節目に企画された。8日から10日までピカソ、シャガール、東山魁夷、平山郁夫など作家約60人の作品約120点を展示している。時間は午前10時〜午後6時。入場無料。

 期間中、原さんは招待作家として、サイン会などを通じて来場者と交流を図る。「できるだけ多くの地域で、たくさんの人に作品を見てもらいたいと思っており、このような機会は作家としてとてもうれしい」と話す。

 収益の一部は、地域の子育て支援やウクライナ支援に活用される。

 問い合わせは同保育園(電話日向52・8603)へ。

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