静岡ブルーレブズ、堀川監督らが本格指導

中高生対象のラグビークリニック

　１０月２４日から２８日まで延岡キャンプを行ったラグビーリーグワン１部の静岡ブルーレヴズは２３日、延岡市の西階球技場で市内中高生を対象にしたラグビークリニックを開いた。キャンプ開始前に延岡入りしていた堀川隆延監督＝旧延岡東高卒＝と名嘉翔伍スクラムコーチ、佐藤洋平アシスタントゼネラルマネージャの３人が指導を行った。

　クリニックは中学と高校生の２グループに分けて実施。倒れた後の起き上がり方やタックルの注意点など基本を軸に指導。堀川監督は「大事なのは味方を信頼してサポートすること。それが重要だと言うことはみんなも分かるはず」など精神面を重要視し、呼び掛けていた。

　高校生のグループには基本から少しレベルアップしたトレーニングを行った。ポジションごとにＦＷ（フォワード）とＢＫ（バックス）に分かれ、より専門的な指導。ＦＷ陣はスクラムで重要になる歩幅やタイミングの合わせ方と耐え方、ＢＫ陣はカウンターアタックの練習をみっちり行った。

　中高生はそれぞれ約１時間のクリニックの中で大粒の汗を流しながら真剣に指導を受けた。東海中の石川旺矢朗主将は「今まで基本を分かっているようで分かっていなかったので、自分たちの練習で出来ていなかったことがこれからできる。勝つためにきょうのことを頭に入れて県１勝。そして県優勝を目指したい」。延岡星雲の永田祥伍主将は「それなりに流していたことをプロは大事にやっていることを知った。基本ができないと応用にもつながらない、チームとしても有意義だった。堀川監督などのアドバイスをきょうだけにせず、練習し。結果で恩返しをしたい」と花園予選に向け力を込めた。