新作含む２７点展示
本紙掲載日：2022-11-11
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書家、金澤翔子さんの作品展−１５日まで
東京都出身の書家、金澤翔子さん（３７）の作品展「魂の書家金澤翔子展」が、１５日まで延岡市伊達町のギャラリーかわなか（川中啓二代表）で開かれている。開場は午前１０時〜午後６時。入場無料。
金澤さんは１９８５年生まれ。生後まもなくダウン症と診断される。５歳から書家である母の指導で書道を始め、２０歳で初めての個展を銀座で開催した。
その後、奈良の東大寺、京都の建仁寺など日本を代表する寺社をはじめ、ニューヨークやチェコなどで個展を開き、国内外で活躍する。また、２０１２年のＮＨＫ大河ドラマ「平清盛」の題字を揮毫（きごう）した。
今回の作品展では、金泥を混ぜた墨を使用し、繊細ながらも生命力を感じさせる力強い筆遣いで仕上げた新作「舞」や「楽」などを含め、仏教詩人である坂村真民の詩「念ずれば花ひらく」をモチーフにした作品、堀辰雄の中編小説「風立ちぬ」に登場する一節、「風立ちぬ、いざ生きめやも」などを書き留めた多彩な額装作品を中心に２７点を展示販売している。
川中代表は「なかなか見られる機会が少ないので、ぜひご覧ください」と来場を呼び掛けている。
問い合わせ先は同ギャラリー（�箟箍�３２・４０３６）。