ポインセチア色づく

門川高、１９日に農産物即売会

　門川高校（村社貞利校長、２５８人）の２０２２年度農産物即売会は１９日午前９時３０分から、門川町の同校で開かれる。正午まで。栽培ビジネス系列と食品加工系列の生徒たちが生産加工したミカン、乾燥しいたけ、ジャム、ベーコンなどの農産物を手頃な価格で販売する。

　このうち、栽培ビジネス系列の草花専攻班（３年生１１人、２年生８人）は愛らしいシクラメンと、クリスマスの花として人気のポインセチアを販売する。

　指導する新名辰也教諭（３５）によると「今年も夏の暑さが厳しく生育に遅れが出ましたが、何とか持ち直し、色づきが進んでいる」という。

　ポインセチアは、苞（ほう）が赤色の「プレステージ」、苞がピンク色の「モネアーリー」、丸まった苞がバラの花のように見える「ウインターローズ」の３種類を栽培。

　生徒たちは即売会に向け８月中旬から苗の鉢上げや鉢替え、肥料やり、薬剤の散布、夏場の遮光などの作業を続けてきた。

　班長で、３年生の佐藤美鈴さん（１７）＝日向中出身＝は「園芸ハウス内での夏場の作業は本当に暑く、集中力が続かず大変でしたが、みんなで丁寧に育ててきました。色づきや花数などを見て、気に入ったものを手に取ってほしい」と呼び掛ける。

　ポインセチアは、クリスマス頃に色づきのピークを迎え、室内の日当たりの良い窓際に置くなど、上手に管理できれば来年１、２月ごろまで楽しめるという。

　校内への入場開始は午前８時から。入り口は西門（いすず保育園側）、出口は東門（平城団地側）の一方通行となる。なお、入場時には来場者全員に検温をお願いするなど、新型コロナウイルスの感染対策を徹底する。