工夫凝らし商品販売

本紙掲載日：2022-11-16

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自分たちで企画、用意した商品を販売する児童たち

会場には各社のコマーシャル映像も流された

ジュニアエコノミーカレッジ－延岡

　ジュニアエコノミーカレッジｉｎのべおかの「販売実践会」はこのほど、延岡市幸町のワイワイプレイラボ（延岡駅西口街区ビル１階）であり、同市内の児童１７人が自分たちで企画、用意した商品の販売に挑戦した。

　ジュニアエコノミーカレッジは、子供たちが会社経営などの体験を通して働くことの喜びを知り、起業家精神を養う場を提供する企画。同市では延岡商工会議所青年部（延岡ＹＥＧ）が今年初めて主催し、７月から１１月まで全４回の日程で実施している。

　参加児童は第１、２回で４グループに分かれて模擬株式会社を設立し、それぞれ事業内容や役職、具体的な商品、目標利益額などを決定。第３回となる今回は、「ＲＩＡＳＵ」「ＨＡＰＰＹはろうぃん」「おかしのくに」「ＴＩＮ」の各社が会場に店舗を並べ、シュシュやアクセサリースタンド、ハロウィーングッズ、お菓子セット、キーホルダーなど多彩な商品で〃お客さん〃を迎えた。

　午前１１時の開店直後から多くの家族連れなどが訪れる中、児童たちは「いらっしゃいませー」と元気に呼び込みの声を上げた。会場には、ワイワイプレイラボの設備を使って撮影された各社のコマーシャルも流されるなど、午後３時３０分の閉店まで終始にぎわい、各店とも商品をほぼ売り切る大繁盛となった。

　ＵＶレジン（アクリルレジン）キーホルダーなどを販売した「ＴＩＮ」で社長を務める廣瀨大神さん（西小６）は「予想以上の人出でうれしかった」。同じくオリジナルお菓子セットが好評だった「おかしのくに」の社長の坂本翔琉さん（南小５）は「会社経営の楽しさ、大変さを知ることができた」とにっこり。

　買い物を楽しんだ南一ケ岡の松尾春代さん（７９）は「一生懸命に創意工夫している子供たちを目にして、とてもいい取り組みだと感じた」と話した。