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新築和室で初の定例茶会

本紙掲載日:2022-11-17
7面
新築の和室で開かれた裏千家淡交会宮崎支部の月釜(延岡城・内藤記念博物館)

茶道裏千家淡交会宮崎支部

◆ゆったりと秋の休日

 茶道裏千家淡交会宮崎支部(川越宏樹支部長)の「月釜」が6日、延岡市の延岡城・内藤記念博物館の和室で開かれた。9月に開館したばかりの同博物館と一体的に建て替え新築された和室で初めての定例茶会となり、来場者は新鮮な雰囲気の中で秋の一服を味わった。

 =月釜は同支部の県内6分会が持ち回りで定期的に開催し、今回は延岡分会(黒木宗悦分会長)が担当。濃茶と薄茶の2席を設け、分会員はそれぞれの持ち場で心を尽くし、来場者をもてなした。

 和室は日本庭園を囲むように部屋が配置され、庭園と調和した開放感のある明るい空間。訪れた人たちは真新しい畳の香りや美しい庭園の眺めを楽しみながら、ゆったりと秋の休日を満喫していた。

 薄茶席となった立礼席で使用するのは初めてといい、黒木分会長は「いす席でゆっくりお茶を飲んでいただけてありがたいです。庭園の景色もきれいですし、足の不自由な方などが(社会教育センター側から)エレベーターで上ってこられるのもありがたいです」と、新たな拠点の誕生を喜んでいた。

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