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故郷の絵を思い思いに

本紙掲載日:2022-11-28
7面
防波堤に絵を描く児童

門川町の6年生が壁画制作

 門川町内の小学6年生が壁画を描く「わんぱく芸術家〜一人ひとりが主人公〜」が25日、同町庵川の防波堤であった。3校から185人が参加してふるさとの景色や思い出のイベントなどを大きなキャンバスに描いた。「いつまでも大切にしたいわたしたちのふるさとかどがわ」を制作テーマに毎年実施している。町教育委員会主催。

 防波堤は、この日のために全長約150・5メートル、高さ約1・5メートルの区分が白塗りにされ、各5、6人一組のグループに幅約4・3メートルのキャンバスが用意された。

 児童は、この日のために各グループで制作した下絵を見ながら、チョークで壁に下書きした後、はけやローラーなど使ってペンキで色づけした。

 壁には、町のマスコットキャラクター「かどっぴー」、花火大会、乙島などの絵がずらり。「ここはもう塗っていい?」「ペンキがたれているから修正して」などと声を掛け合い、協力しながら約5時間かけて完成させた。

 門川小の島田杏璃さん(12)は「花火を見ているかどっぴーたちを描いた。私は花火担当。いい感じで描けました」と話した。

 壁画は、描いた児童たちが成人式を終えた後、再び白く塗られ、次代の6年生のキャンバスとして受け継がれるという。

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