海が近いって、楽しいね

クラブ活動で釣り体験−方財小

　延岡市立方財小学校（内藤功校長、２７人）の４〜６年生１３人は１０月２５日、クラブ活動として、同校近くの延岡漁業協同組合船着き場で釣り体験を行い、海が近い方財ならではの学習を楽しんだ。

　同校のクラブ活動は４〜６年生１５人全員が参加し、地元の資源を生かした図工や球技、釣りなど年１２回のプログラムを体験することで、地域や自然を大切にする心を育てることを目的としている。

　釣りをする前に同漁協の職員から、「あまり身を乗り出さない」「ルアーを投げる時は後ろを確認する」と注意事項を伝えられた後、早速、周囲に気を付けながら釣りをスタート。ほとんどの児童が普段から釣りに親しんでいるためか、持参した釣りざおを慣れた手つきで扱う姿が見られた。

　すぐに１人が「釣れた！」とヒイラギをゲット。慣れていない児童の代わりに釣り針に餌を付けてやったり、釣りざおの使い方を教えたりして学年を問わず協力し合いながら、どんどんと釣り上げ、約６０分間で３６匹を獲得した。

　３人で１２匹を釣ったという６年生の縫菜月さん（１２）は「釣りは２回ぐらいしたことがあるけど初めて釣れたから楽しかった。釣りの仕方を学んだ」、銀山莉望さん（同）は「６年生最後に魚が釣れて良かった。学校の近くで釣りができる環境がすごい」、濱松奏羽さん（同）は「６０分という短い時間で６匹も釣れたので良かった。魚が餌に食い付いた時に引き上げるタイミングが分かるようになった」と笑顔だった。