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楽しみながら合唱、演奏

本紙掲載日:2022-12-01
7面
息の合ったハーモニーを聞かせたコール・カメリア
ハワイの浜辺の雰囲気で楽しませた那須ひでひこ音楽スタジオ・ウクレレサークル
幅広い年代のメンバーが一緒に演奏したチントンシャン子ども三味線寺子屋とひいらぎ会

野口遵記念館の今月開館祝う

◆3年ぶり延岡市民音楽祭

 第75回延岡市民音楽祭(市教委、市文化連盟音楽部門主催)は11月6日、延岡総合文化センターであった。

 コロナ禍による中止を経て3年ぶりの開催。中止前の24団体490人には及ばないが、17団体約300人が出演し、大会テーマ「よみがえれ楽の音のべおかの空に!」の通り、それぞれが取り組んできた音楽を響かせた。併せて、野口遵記念館の今月18日開館を祝った。

 内訳は合唱が9、器楽はマンドリン、ウクレレ、オカリナ、イングリッシュハンドベル、大正琴、三味線、箏(こと)と多彩な8団体。

 コール・ベルの優しい女声合唱で始まり、延岡少年少女合唱団やのべおか児童合唱団は、振りを交えて元気に歌った。コール・カメリアは9人と、出演合唱団の中で最少ながら、息の合ったハーモニーを聞かせた。

 チントンシャン子ども三味線寺子屋とひいらぎ会は、幅広い年代が一緒に、往年の歌謡曲や延岡市歌を演奏。那須ひでひこ音楽スタジオ・ウクレレサークルは波の音と共に登場し、一瞬でハワイの浜辺の雰囲気を出すなどの演出で、来場者を楽しませた。

 最後は、市文化連盟音楽部門の津野田千恵理事が「音楽を愛し、人生を楽しもう」と呼び掛け、出演者も来場者も共に「楽しもう」と唱和して締めくくった。

 同音楽祭は戦後間もなく始まり、1955年に旧野口記念館が開館してからは、同館を「ホームグラウンド」にしてきた。新館への建て替えの期間中、文化センターに移っていた。

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