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歌声、演奏で観客魅了

本紙掲載日:2022-12-05
7面

アドヴァンスがコンサート

 延岡市を拠点に活動する音楽グループ「アドヴァンス」(重黒木沙希会長、14人)の第42回コンサートが11月19日、同市の延岡総合文化センターであった。声楽家やピアニスト、ホルン奏者が、独唱や独奏などで来場者を楽しませた。

 「アドヴァンス」は「前進」の意味を持ち、常に前進することで音楽の輪を広げ、広く普及することを目的に活動。会員の練習の成果を披露する場として、1980年から年に1度のコンサートを開いている。

 第1部は、米良利恵子さんが高橋あゆみさんのピアノ伴奏でスカルラッティの「菫」をソプラノ独唱し、軽快なリズムで幕を開けた。浮島小智さんはホルンの独奏でフランツ・シュトラウスの「ノクターン」を披露。ホルンの優しい音色で会場を包み込んだ。

 第2部は「近現代音楽のきらめき」をテーマに、1910〜60年代の作曲家による作品を上演した。初めて一人で出演した川添智怜さんはドビュッシーの「ピアノのために」より「プレリュード」をピアノで披露。演奏で荘厳な雰囲気を醸し出し、観客を引きつけた。最後には米良さん、森本響子さん、後藤紀子さんが「落葉松」を美しいハーモニーで歌って締めくくった。

 重黒木会長は「無事に開催できてホッとしている。足元が悪い中、多くの方に来ていただきありがたい。節目となる第45回コンサートに向けて精進していく」と話した。

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