心込めた演奏で魅了

西階中吹奏楽部の定期演奏会・延岡

　延岡市立西階中学校の吹奏楽部（荒神未夢顧問、甲斐百葉部長）による第３１回定期演奏会が１１月１２日、延岡総合文化センターで開かれ、部員２８人が心込めた演奏で訪れた人たちを魅了した。

　同部外部指導者の坂本龍音さんが指揮。米国国歌「星条旗よ永遠なれ」でオープニングを飾った後、県吹奏楽コンクールで金賞を受賞した「アトラス〜夢への地図〜」「マードックからの最後の手紙」を演奏した。

　第２部は「名探偵コナンメインテーマ」で開幕。アニメソングメドレーもあり「美少女戦士セーラームーン」のテーマなどおなじみの曲が次々と登場し、会場を沸かせた。

　演奏の合間には部員たちが代わる代わるＭＣとして楽曲を紹介。また、甲斐部長ら卒部する３年生７人がそれぞれの楽器を手に「ＧＲｅｅｅｅｎ」の「遥か」を演奏すると、ひときわ大きな拍手が送られた。

　最後の曲を前に、甲斐部長があいさつに立ち、指導者や関係者、保護者らへ「私たちが演奏できるのは、支えてくださった皆さまのおかげです。関わってくださったすべての皆さまにお礼を申し上げます。６日は本当にありがとうございました」と謝辞を述べた。

　エンディングは宮崎アニメ「魔女の宅急便」から「ルージュの伝言」「やさしさにつつまれたなら」の２曲。会場にあふれるアンコールの声に応えて、「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」を演奏すると、会場はもう一度温かい拍手に包まれた。