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伝統芸能の魅力を堪能

本紙掲載日:2022-12-16
7面
新作長唄の雪娘を披露する花柳絹彩会主

絹彩の会が35周年記念公演

 日本舞踊の絹彩の会(花柳絹彩会主)による35周年記念公演「ひむかのをどり」は11月20日、日向市文化交流センターで開かれた。来場者は、日本舞踊や琴、三味線、尺八などが織り成す、日本伝統芸能の魅力を堪能した。

 公演は、第58回同市総合文化祭事業の一つで、文化庁の「コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業」の採択を受けて開催した。

 ステージは、俳優の重田充彦さんによるオペラ「刈干切唄」の独唱で幕開け。若杉要葉社中の琴の演奏に続き、同会の黒木陽さん(小学2年)は舞踊「柳の雨&酒供養」、島崎紗英ちゃん(3)は同「花かげ」を発表。2人の愛らしく踊る姿に、会場からは大きな拍手、声援が送られた。

 絹彩会主は、三味線方に杵屋栄之丞さん、杵屋正叡さん、小輪瀬光代さん、唄方に横山沙栄子さんを迎え、新作長唄「雪娘」などを披露。三味線と唄に合わせて絹彩会主が舞う日本伝統の美しい姿に、会場に詰め掛けた多くの観客が魅了された。

 その他、日本舞踊家の若柳比佐之さん、若柳一彦さん、泉末与志さん、尺八演奏家の岩田卓也さんらが特別出演したほか、小森仁恵さんらによるダンス、日向十五夜太鼓の和太鼓などもあった。

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