クリスマス気分で買い物

子どもによるフリーマーケットなど−エンクロス

　クリスマスに手作りのぬくもりを感じてもらおうと、延岡市駅前複合施設エンクロスは１１月２７日、「よりみちクリスマス横丁（よこちょう）」を開いた。ハンドメード作品や飲食の販売、こどもフリーマーケットもあり、多くの人でにぎわった。

　クリスマスを前に、プレゼントや自分のため、お気に入りを探してもらおうと企画した。同館と東口広場（日の出町）をつなぐ東西自由通路にはハンドメード作家ら１０人が出店。アクセサリーや革製品、クリスマスの飾りなどの販売や、ワークショップを行った。

　また「子どもたちにも楽しんでもらえるものをここでやりたい」との思いから、販売も買い物も子どもが主役の「こどもフリーマーケット」を初開催。事前に、ちろぺこ雑貨店の堀口悦子さん（４７）から販売の心得や物を売るための工夫について学んだ子どもたちは、分かりやすい陳列や値付けなどを行い、「いらっしゃいませー」「半額ですよー」などと声を張り上げた。

　子どもだけで行うことが基本で、電卓をはじいたり、商品を渡したりと真剣な表情。中には、「これいりますか」と商品を積極的にＰＲする小さな店員さんも現れ、ほほ笑ましい姿に、一帯は笑顔が絶えなかった。

　一緒に店を開いた東海小の土山乃風さん（１１）、森岡美月さん（１０）は「楽しかったけど、声を出したり、値下げしたりが難しかった。準備が一番大変だった」、尾畑琴美さん（１１）は「あいさつや笑顔を忘れずにやって、お客さんにありがとうと言ってもらえてうれしかった」と話した。

　会場では、演奏会や駄菓子のツリー作り、来場者が編んでいくマクラメリース作りなど盛りだくさんで、ゆったりと流れる時間を楽しんでいた。