ソフトと野球の町門川

競技団体一堂にジュニア育成

◆ベースボールフェスタを初開催

　門川町スポーツ協会の野球部門・ソフトボール部門が主催する「ＫＡＤＯＧＡＷＡベースボールフェスタ」が１８日、門川海浜球場で初開催された。小学生ら約１５０人が参加し、両競技の垣根を越えて、交流を深めた。

　２０２７年宮崎国スポに向けた取り組みの一環。同町は、少年団でソフトボール５チーム、野球１チームがありプロ野球、甲子園やソフトボール日本代表などで多くの選手が活躍してきた。

　今回のフェスタは、少年団に所属する男女児童と、門川中女子ソフトボール部の選手が主役。軟式野球で全国区の強豪・田中病院野球部、門川高硬式野球部の選手、スタッフが小中学生のサポート役を務めた。

　準備体操から、田中病院、門川高の選手たちが先陣を切って盛り上げ。大きな声で、活気あるウオーミングアップを引っ張った。

　実技はロングティーと、遠投。普段とは違う軟式ボール、ソフトボールそれぞれを打ったり、投げたりして、楽しんだ。

　ソフトボールの草川ファイターズで４番を務める井上凛太郎さん（草川小６年）は、軟式野球のロングティーで最長８８メートルと大人顔負けの記録。「軟式野球はバットもボールも軽く感じた。中学では野球をするつもりで、将来はプロ野球選手を目指したい」と話した。

　今回の試みは、地域に根付く野球・ソフトの文化をさらに醸成し、連携を深める目的。そろいのリストバンドを作成するなど、工夫を凝らした。

　企画・立案をした門川高の冨永圭太監督は閉会式で「野球とソフトが一つになって、町を盛り上げていきたい。宮崎国スポの主役になる選手がこの中から出てくれれば」と総括した。