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吉田さん(西小5)が特別賞

本紙掲載日:2022-12-21
7面

世界ハビタット・デー記念絵画コンクール

 国連人間居住計画(ハビタット)が主催する「第21回世界ハビタット・デー記念絵画コンクール」の結果が発表され、延岡市立西小学校5年の吉田梨央さん(11)が特別賞を受賞した。そのほか同市の3人が入選。15日に表彰伝達式があり、4人に表彰状などが贈られた。

 コンクールは、アジア、太平洋を中心とする小学4〜6年生が対象。今年は「よりよい『まち』をつくるため、ぼく/わたしなら『まち』をこう変える!」をテーマに、絵画と文章で自由に表現した作品を募集し、日本を含む5カ国から494点の応募があった。

 ハビタットの活動に賛同している国際ソロプチミスト延岡(内倉政子会長)は、毎年窓口になって作品を募っている。9月上旬までに寄せられた40点は延岡クラブ内で入賞作品を決定、展示後、すべてを国連ハビタット福岡本部へ送った。

 表彰伝達式は国際ソロプチミスト延岡の例会の中であり、吉田さんと、最終審査に残った西小6年の古小路楓さん(12)、甲斐希さん(12)、南方小5年の内倉百香さん(10)が出席。内倉会長が表彰状を手渡した。

 吉田さんは「みんなが楽しく暮らせる街を描いた。驚いたがうれしい」と笑顔。コンクールでは作品が掲載されたハビタットカレンダーを作成、販売しており、吉田さんの作品は4月に掲載された。最終審査に残った古小路さん、甲斐さん、内倉さんを含む38人の優秀作品も最終ページで紹介。益金は世界で起きている災害等の再建、復興支援に役立てられる。

 コンクール担当の大坪眞佐子さんによると、延岡クラブは15回ほど参加しているが、12人の受賞作品に選ばれるのは2019年に続いて2人目。最終審査進出者が同時に4人出たのは初めてといい、会員らは快挙を喜んでいた。

 カレンダーは同市中町のチムニーでも取り扱っている。問い合わせはチムニー(電話延岡21・8338)まで。


◇特別賞の吉田さんの作文

海に住む生き物や山に住む生き物、花や植物も、同じ地球という星に住む生き物同士、いつまでも仲良く楽しくくらせる街に住みたいなと思い、この絵をかきました。そのためにも、SDGsの活動に積極的に取り組むことで、地球温暖化や戦争、紛争、気候変動を少しでもなくし、私たちの住んでいる地球や、地球に住むたくさんの生き物達も大切にしていきたいです。

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