住民らネモフィラの苗植え
本紙掲載日：2022-12-21
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来春の花畑楽しみに−日向市の金ケ浜園地
太平洋に面した日向市平岩の金ケ浜園地（愛称・金ケ浜ビュー園地）で１８日、ネモフィラの苗植えが行われた。小雪が舞う中、地元住民ら約４０人が作業。来年春、空や海と織り合わさった一面ブルーの花畑が楽しめそう。
もともと一帯は県の公園化構想により整備される計画で、実行されないまま長年放置されていた。地元の要望を受けて２０１５年度、県と市が生い茂った雑木と竹を伐採。
「再び荒らすわけにはいかない」と、１８年度から金ケ浜壮年会（甲斐栄会長）が県の奨励金を受け、平岩まちづくり協議会（黒木英信会長）と連携して草刈りや植栽を担う。
春は菜の花、夏はヒマワリと、年間を通して花で彩る。ネモフィラは昨年度、初めて本格的に植栽したところ、空や海と織り合わさった一面ブルーの花畑がＳＮＳなどで話題になった。
この日、地元住民らは園芸ハウスで丹精してきた高さ約１５センチのネモフィラの苗５８００本を、園地内に立つワシントニアパームの足元を彩るように、１本ずつ丁寧に手で植え付けた。来年３月下旬には開花し、同４月に満開を迎える予定という。
なお県は現在、園地内に駐車場、遊歩道、芝生広場を整備中。このうち今月２３日には駐車場の一部が完成する。甲斐会長（６３）は「花を楽しみながら家族で弁当を広げたり、子どもと遊んだり、ゆっくり心を癒やしてほしい」と春の訪れを待つ。