保護者らの声援背に力走−五ケ瀬

鞍岡小で持久走大会

　心身の健全な発育や健康増進を図ろうと、五ケ瀬町立鞍岡小学校（脇山辰巳校長、３４人）は１１月２５日、同町鞍岡の祗園テラス鞍楽（旧鞍岡中学校跡）で持久走大会を開いた。全校児童が低、中、高学年の部に分かれ、晴天の下、保護者や地元住民らの声援を背に全力で駆け抜けた。

　開会式で、脇山校長が「タイムではなく、諦めず走り切る姿に毎年感動している。今年も一生懸命取り組んできた練習の成果を存分に発揮してください」とあいさつ。

　５年生の橋本武蔵さん（１１）が「駆け切ることを精いっぱい頑張ります」。清原聖姫さん（１１）が「自分の記録を超せるよう全力で最後まで走り切り、地域の人を笑顔にできるよう頑張ります」。渡邊裕美さん（１１）が「きつくても最後まで走り切り、地域の人を元気にできるよう頑張ります」と決意表明した。

　競技は男女混合で行われ、低学年６００メートル、中学年１０００メートル、高学年１２００メートルにコースを設定。沿道には大勢の保護者や旗を持つ地域住民らが駆け付け、歯を食いしばって力走する児童へ「頑張れ！」「ファイト！」などと声援を送った。

　保護者の梶原崇史さん（４０）は「一生懸命頑張る子どもの姿や応援してくださる地域の方々を見ていると温かい気持ちになります。家に帰ったら『よく頑張ったね』と褒めてあげたいです」と笑顔。

　高学年の部で優勝した６年生の成松悠ノ介さん（１２）は「走っている時に応援の声がたくさん聞こえて元気が出た。最後の大会で１位になれてすごくうれしいし、楽しかった」と目を細めた。