甲斐さん（五ケ瀬中３）が町長賞

特別賞７、金・銀賞各９点を表彰−五ケ瀬町絵画展

　五ケ瀬町民から募集した美術作品を展示し、特に優れた作品を評価する「第１５回五ケ瀬町美術の祭典『五ケ瀬町絵画展』」の表彰式が８日、展示会場の町自然の恵み資料館（町総合公園Ｇパーク内）であった。４部門（保育所、小、中学生、一般）に計１０７点が出展。このうち、小、中学生の部７３点から選出した特別賞７点と金、銀賞各９点を表彰した。主催は町、町教育委員会。

　芸術に触れる機会を広く提供し、文化の振興や発展を図ろうと２００８年にスタート。現在は、町内の商店等に小中学生の美術作品を展示する「ふれあいぎゃらりー」と合同で開催している。

　冒頭、渡木秀明教育長が「すべての絵から、描いた皆さんの思いが見て取れるようでした。これからも技能や心の成長の一助に役立ててほしいと思います」とあいさつ。その後、町長賞、町議会議長賞といった各受賞者へ表彰状などが贈られた。

　小迫幸弘町長は「素晴らしく、感性豊かな作品ばかりで感動しました。絵を描くことは思考力を養うそうです。楽しみながらいろいろな絵を描くことに挑戦して、町民を楽しませ続けてもらいたいと思います」と祝辞。

　ルリビタキと紅葉を描いた愛鳥週間ポスターで町長賞を受賞した五ケ瀬中学校の甲斐璃音さん（１５）は「鳥の色が派手なので背景と似た色を使わないこと、立体的に見えるように色を重ねることなどを工夫しました。絵を描くことが好きなので、将来は絵に携わる仕事に就けたら良いなと思います」と喜んだ。