出店やステージで盛り上がる

延岡市北川町でマルシェ

　＃北川コフレ（妹尾麻樹代表）は１１日、延岡市北川町の下赤公民館周辺で、地域活性化や台風１４号からの復興支援を目的に、「Ｘｍａｓご縁マルシェ」を開いた。共に作り上げてきた人たちがワークショップや出店、出し物で会場を盛り上げ、自然豊かな会場が来場者の活気に包まれた。

　＃北川コフレは、自然を生かして癒やしを提供する場として昨年４月、同町川内名の白石地区に誕生した。イベントを開くたびに多くの人でにぎわったが、台風１４号で浸水し、活動場所を失った。下赤地区などの協力で会場整備から行ってきた。

　ご縁マルシェは代表の妹尾さん（４６）を中心に、さまざまな縁でつながった人たちが運営側として参加。長い時間をかけ、アイデア出しから行った。
住民手作りのジブリのオブジェで有名な屋外会場では飲食、雑貨など約２０店舗が並ぶマルシェが開催され、特設ステージでは演奏やマジックショーがあった。地元の婦人会は地取れ野菜をたっぷり使った豚汁を販売。何度も列ができた。

　公民館内では、秋季えんぱくのプログラムも含むさまざまなものづくりワークショップを開催。親子らが真剣な表情で、ものづくりを楽しんだ。

　下赤生産森林組合代表の矢野純雄さん（７３）は、妹尾さんから場所の相談を受け、「うれしかった。地区を挙げて応援すると伝えた」という。言葉通り旧下赤小学校のグラウンドを駐車場用に整備し、公民館内外をイベント会場に仕上げるなど地域の人が全面的に協力し、複数の企業も活動を支援した。「大満足。こんなにもたくさんの人が来てくれて、やったかいがある」と喜んだ。

　妹尾さんは「復興や地域活性化につながるイベントができればと思った。地域の方や企業の全力応援、全面協力で開催することができた。予想以上にたくさんの人が来てくれて良かった」と感謝していた。