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AR制作手順など学ぶ

本紙掲載日:2022-12-29
7面
ARを制作するなどした三川内中の職場体験学習

三川内中生が職場体験

 延岡市立三川内小中学校(和田健校長、44人)中学部の2、3年生8人はこのほど、同市幸町の延岡市コワーキングスペースを訪ね、同ビルでAR(エーアール/拡張現実)技術を用いたアプリ開発などに取り組むIT企業「プラージュ」延岡支店(本社・東京都品川区、佐藤寛支店長)から、ARの制作手順などを学んだ。

 ARとは、スマートフォン、タブレットのカメラ機能を生かして、現実の映像と3DCGのアニメーションなどを組み合わせる技術のこと。同社は「子どもたちに世界一かっこいいと言われる会社」を目指し、市内の小中学校で、積極的に講演。コワーキングスペースで職場体験を行うのは、この日が初めて。

 この日、生徒たちにはそれぞれタブレットが1台ずつ配られ、同社が独自開発したアプリにログイン。事前に撮った写真から、10秒ほどの動画が飛び出すAR制作の手順を学んだ。

 また、アップル社のアプリでは、ARで飛び出す3DCGの作品制作にも挑戦。立方体や球体、円柱の大きさ、数、色などを指先で自由に変え、組み合わせながら、チェス盤や猫など、思い思いのオブジェに仕上げていった。

 タブレットをじっくり見詰めながら、集中して作品を制作していた田村蓮さん(13)は「(CG制作は)色んな角度から見て作らないといけなくて、想像以上にとても難しかった。このような作業を毎日している(プラージュの社員の)方たちはすごいと思った」と感想。

 佐藤支店長は「本社のことを、延岡市民の方々にもっと認知してほしい。今後は小中学校だけでなく、一般の人たちにもAR技術を広めていき、地域創生にもつなげていければ」と話した。

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