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華麗なるオペラの世界(1)

本紙掲載日:2023-01-17
7面

延期、中止を乗り越えて

◆来月12日、オペラガラ・コンサート

 人気オペラのワンシーンやアリアなどを県北ゆかりの指揮者、声楽家、管弦楽、合唱団で上演する「オペラガラ・コンサート〜華麗なるオペラの世界〜」は2月12日午後2時から、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター大ホールで開かれる。新型コロナによる延期と中止を乗り越え、ようやく実現する。本番を前に出演者の思い、コンサートの見どころなどを5回に分けて紹介する。

 指揮者の山脇幸人さん(30)=同市出身=、ひむかオペラの会会長の後藤紀子さん(52)、延岡フィルハーモニー管弦楽団(=延フィル)代表の北林鉄平さん(69)に思いを聞いた。

−−延期、そして中止。関係者の皆さんは当時、どのように受け止めたのでしょうか。

〈後藤〉新型コロナに翻弄(ほんろう)されました。もともと「国民文化祭みやざき2020」(=国文祭)のプログラムとして2020年10月に予定されていましたが、新型コロナの影響で国文祭そのものが21年9月に延期され、その本番2週間前に中止が決まりました。
それまでみんなでつくり上げてきたものが突然なくなってしまい、なかなか気持ちの整理が付きませんでした。なんとか開催できないか可能性を探りましたがかなわず、本当に涙しました。

−−その後、21年12月に指揮を振るはずだった椛山達己さん(享年69、延フィル音楽監督)が亡くなりました。

〈北林〉私たち延フィルは中止が決まる直前まで、彼と一緒に曲をつくり上げていました。本番も彼と一緒に演奏する心構えでいましたが、本番2週間前に中止となり、本当に残念な思いでした。
譜面には、彼とつくってきた時の書き込みが今も残っています。今回はその書き込みと共に、彼を思い出しながら演奏したいと思います。

−−椛山さんに代わって今回、まな弟子である山脇さんが指揮を振ります。

〈山脇〉師である椛山先生から教わった言葉があります。「私たちは優秀な音楽家になる前に、故郷を愛する人間にならなければならない」。有名な指揮者レナード・バーンスタインの言葉です。
21年10月には、市民合唱団と延フィルによる第35回のべおか「第九」演奏会で指揮を振らせていただきました。今回また、この言葉を体現できる機会を頂きました。
僕自身、中学生や高校生の時から後藤さんの歌う姿、北林さんの演奏する姿を見てきました。そんな県北の文化の宝であるひむかオペラの会、延フィルの皆さんと共演できることは、本当に感謝のひと言です。

−−国文祭プログラムの再チャレンジを支援する県と延岡市の「文化で紡ぐ地域活力の再興応援事業」として、今回ようやく実現します。

〈後藤〉昨年10月に結団し、練習を重ねています。17日(今月9日)初めて、山脇さんの指揮で延フィルと合わせましたが、気持ちが高ぶってきました。
オペラは敷居が高いと思われがちですが、今回は日本語字幕付きで、オーケストラも歌い手も舞台上に並びます。
第1部は「愛のモーツァルト」、第2部は「VIVA!イタリア」と題し上演します。オペラに親しむきっかけにしていただけたら。ぜひ楽しんでもらいたいです。

〈山脇〉ようやくコンサートができる社会環境が戻ってきたと感じています。「宮崎は元気です」「延岡は元気です」「みんな元気です」と、発信することができたらうれしいです。
特に今回は、胸を打つ曲がそろっています。ぜひお客さんから「ブラボー」を頂きたいですね。

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