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花のオークション大にぎわい

本紙掲載日:2023-02-03
9面
岡田社長の名口上で盛り上がった花のオークション

親子連れ、競り人気分楽しむ

◆みやざき花の祭典2023−延岡

 延岡市と都城市で1月28、29日に「みやざき花の祭典2023」が開かれた。このうち、延岡会場となったイオン延岡店(渡邉美津江店長、同市旭町)では29日に、イベントを締めくくるオークションがあり、大いに盛り上がった。

 市内外の親子連れなど50組が参加。主催者の延岡生花地方卸売市場(岡田明利社長)から配布された、1番から50番までの番号が入った競り人用の帽子をかぶって開始を待った。

 開会あいさつに続き、来賓の読谷山洋司市長が地元延岡産のスイートピーやラナンキュラスなどの競りを行い、弾みをつけた。続いて岡田社長が登壇して競りがスタート。

 競りのプロである岡田社長がスイートピーやダリアなどの切り花を手始めにアレンジメントフラワー、鉢植えの苗などを次々と掲げた。県内を中心とした花の産地や特徴などを紹介し、「さあ100円から!」と巧みな口上で競りに掛けると、参加した人たちも競うように値を付けて手を挙げていった。

 開催中に展示した生花のほか、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど、会場に持ち込んだすべての花々が競りに掛けられ、約1時間30分で完売。希望の花を競り落とした参加者たちは、満足そうな表情を浮かべていた。

 家族そろって花が大好きという旭小3年の阿部守さん(9)は母親の江美子さんと参加。最前列に陣取って、競りを楽しんだ。フリージアやバラなどたくさんの花を競り落とし、「初めて参加したけど楽しかった。好きな花を落札できてもちろん満足です」と笑顔を見せていた。

 岡田社長は「コロナ禍でオークションは3年ぶりの開催。例年にも増してたくさんの花を出品しましたが、お客さまには予想以上に喜んでもらえたようで良かった」と話した。

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