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マッチング成立の7組が対面
日向市の魅力を短歌で発信し、出会いの場を創出する「ヒュー!日向マッチング短歌」の交流会が11日、同市東郷町の若山牧水記念文学館であった。ウェブサイト上でカップリングが成立した1814組の中からベストカップル賞に選ばれた7組が日向市で初めて対面し、歌を詠み合うなどして楽しんだ。
同市では、短歌が古来出会いの手段であった事に着目し、ウェブサイト上で短歌や返歌を投稿し合うサービス「ヒュー!日向マッチング短歌」を昨年11月4日〜12月27日の期間限定で開設した。
マッチング短歌は、年齢や性別、既婚や独身を問わず、自己紹介や顔写真も不要。短歌のみで恋人や友達、パートナーをマッチングさせるもので「自由に短歌(本歌)を詠む」または「掲載されている気になった本歌に返歌(返事)を贈る」という2種類の方法で参加できる。
短歌を詠むとウェブサイトとTwitter(ツイッター)にハッシュタグ「#マッチング短歌」が付けられて投稿され、本歌に返歌が投稿されるとマッチングが成立。開設期間中、全国各地から3690首(本歌1876首、返歌1814首)の投稿があり、1814組がマッチングした。
マッチングした短歌は歌人の枡野浩一さんと天野慶さんが選者となり、特選、準特選、佳作、モテ賞を選定。選ばれた7組14人が日向市に招待された。
この日は、選者の天野さんと7組(14人)のうち9人が現地を訪れ、枡野さんを含む5人がオンラインで参加した。北海道や東京都、大阪府から訪れた一行は、クルスの海や馬ケ背、大御神社、若山牧水の生家を観光した後、同記念文学館に到着した。
会に先立ち、十屋幸平市長があいさつ。多くの投稿に感謝し、「『ヒュー!日向ヒュー!短歌』事業をもっと広く知ってもらい、皆さんの力を借りながら、短歌のまち日向としてPRできればうれしく思う。リピーターとして日向市に訪れてほしい」と述べた。
交流会でいよいよ、マッチング相手を発表。各賞の本歌と返歌が読み上げられた後、それぞれの作者が名乗り出て、対面を果たした。
準特選の本歌「だまされた何にもしないと言ったのにホントに何にもしないだなんて」は、東京都の黒田昌夫さん(42)の作品。返歌「あの夜をなかったことにするのですか好きな詩集を教えたことを」は大阪府の後藤啓輔さん(29)だった。
それぞれに短歌に込めた思いを述べた後、黒田さんは「自分が思っていた流れから『そうくるか』と感じた。それぞれに重要だと思う価値観が違っていることが表現できた」。後藤さんは「男性同士の気はしていた。自分の思いだけでなく相手を考えながら創作した今回の経験は楽しく、今後の創作にもプラスになる」と話した。
続いて佳作4組、最も返歌が贈られた本歌とその中でマッチした返歌によるモテ賞1組、最後に特選1組が発表された。それぞれ向かい合って思いや感想を語り合い、枡野さんと天野さんによる講評を受けた。
特選は、本歌「りんねりんねきみに逢うためこれからの来世すべてを捨ててもいいの」を詠んだ甲斐あづみさん(愛知県)、返歌「ロンドロンド何度でもまた私たちこの手をつなぐために出逢うの」を詠んだ鈴木真理さん(長野県)が選ばれた。いずれもオンラインで参加し、喜び合った。
枡野さんは入賞作品に対し「初めて短歌を作ったのではないかという、初々しさがありながら結構考えて作られていたことに衝撃を受けた。短歌ブームで水準が高かった」と講評。
天野さんはマッチング短歌について「本当に選ぶのが難しかった。(一つの)本歌に対して良い返歌がたくさんあったり、良い本歌だが返歌が無くて選べなかったり。2首で味わうことがなんて広がりがあって面白いのだろうと、私自身も新しい世界が開けた」と感想を述べた。
交流会後は、地元食材を使った軽食を囲みながら歓談。翌12日は希望者対象の市内観光もあり、入賞者は1泊2日の日程で短歌と日向市の魅力を堪能した。