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4日に発表公演「あのころがっこう」

本紙掲載日:2023-03-01
6面
濱沙さん(左手前)を講師に、けいこに励む演劇ワークショップ「かどがわ演劇の広場」の受講生

草川小モチーフに-かどがわ演劇の広場

 門川ふるさと文化財団が取り組む演劇ワークショップ「かどがわ演劇の広場」の発表公演「あのころがっこう」が4日午後7時から、門川町総合文化会館で行われる。来場を呼び掛けている。

 同ワークショップは2011年に「こども演劇講座『劇団かどっこ』」として開講。劇団こふく劇場団員の濵沙杲宏(はますな・たかひろ)さん(43)を講師に、毎年度受講生を募集し作品を発表している。

 「あのころがっこう」は、同町の草川小学校をモチーフにした濵沙さんの書き下ろし作品。ある廃校の音楽室を舞台に、校舎の取り壊し工事や「午後3時33分33秒にミの音を鳴らすと願いがかなう」と伝わるピアノをめぐり、卒業生や工事担当者、役場職員、さらには幽霊や妖怪も現れて、物語は不思議な世界へ。かつて同小学校で実際に使われていたピアノも登場する。

 今年度は同町、日向市などから小学生-高校生を中心に60歳代まで15人が受講。昨年6月に開講し、現在、本番に向けてけいこに励んでいる。

 「ここには正解も失敗もない。自分の気持ちやイメージを膨らませ、演出を通して『私はこうしたい』という衝動を引き出していけたら」と濵沙さん。神隠しにあった子どもの役を演じる五十鈴小3年の伊東岳さん(9)は「元気よく頑張りたい」と意気込む。

 チケットは全席自由、500円。クリエイティブセンター門川で販売している。

 問い合わせは同文化財団(℡門川63・0002)まで。

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