夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
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ピアニスト、岩田典子さん
難聴を乗り越え演奏活動を続けているピアニスト岩田典子さん(65)=延岡市愛宕町在住=の「心澄ませばコンサート・ファイナル」は4、5、11、12日、自宅を兼ねるアートホールmimozaであった。
年内に自宅を売却して、関東に住む子どもの近くに転居予定のため、同ホールでの演奏会は最後。各日とも満席となり、岩田さんが真摯(しんし)に取り組んできた音楽に耳を傾けた。
プログラムは、シューマンの「子供の情景作品15」(全13曲)をメインに、ピアノパラ日本代表選考会で弾いて「聴衆賞」を受賞した「夕焼け小焼けのバリエーション」(石黒りか作曲)、ドビュッシー、ショパン、ピアソラ。岩田さんは、曲の解説やこれまでの経緯、今後についての話を挟みながら演奏した。
ピアノは、鍵盤が沈んで音が鳴るまで1センチ。しかし、打鍵が弱すぎると鳴らない。岩田さんはレッスンに通い、恩師の耳を借りて確認しながら、その1センチをどんなふうに沈ませればどんな音が鳴るのかを、少しずつ獲得していった。
今回の曲目の一つ、ショパンのエチュード「エオリアンハープ」は、徐々に聞こえなくなり始めた時に弾いていた曲という。「当時は自分に聞こえるように弾いていたので、すごく音が大きかったかもしれません」。不安になり、全く弾けなくなった時期もあった−と、改めて振り返った。
練習に練習を重ねた「エオリアンハープ」は今、繊細で軽やか。笑顔で弾き終え、客席を向いて立ち上がった岩田さんを、満面の笑みと拍手が迎えた。
ホールの名前にしたほど大好きという庭のミモザは、例年なら咲き終わっている頃というが、今年はコンサートに合わせたかのように満開となり、窓の外で風に揺れていた。
所有するグランドピアノ2台のうち1台は転居先に持っていくが、1台は同市東浜砂町の「Artspaceカイロス」(小島康男代表)に置かせてもらうことになったという。転居後も宮崎市にレッスンに通い、演奏活動を続ける予定。岩田さんは「皆さんに披露することが勉強になるので続けたい。再来年にでも延岡でコンサートができればうれしい」と話していた。
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岩田さんは、同市の一ケ岡コミュニティセンターを拠点に活動する幼老交流型子ども食堂「ととろ食堂」を数年前から支援しており、今回も会場に募金箱を設置。来場者から寄せられた計7万3317円を同食堂に届けた。