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特選、入賞作品決まる−日向市美展

本紙掲載日:2023-05-26
7面

落合直文さん、山下昭良さん(日向市)、富山隆志さん、甲斐卓雄さん(延岡市)特選

◆28日から展示

 市民らが制作した多彩な美術作品を展示する「第43回日向市美術展覧会」が28日から、同市中町の市文化交流センターである。6月3日まで。開場は午前10時〜午後5時。入場無料。今年も一般の部と高校生対象の学生の部で作品を募集。絵画やデザイン、書道、写真、工芸などの部門に同市、延岡市など市内外から206人、233点の応募があった。主催は市、市教育委員会。

 審査会が22日、同センターであり、各部門の審査員が入選や入賞作品を決定。審査結果は、同センターに設けた掲示板で発表した。

 一般部門の特選には落合直文さん(日向市)=絵画・デザイン部門=、山下昭良さん(日向市)=書道部門=、富山隆志さん(延岡市)=写真部門=、甲斐卓雄さん(延岡市)=工芸・彫刻部門=が選ばれた。表彰式は6月3日午後4時から小ホールで開かれる。

 また、審査会後には同センターでギャラリートークもあり、各部門の審査員が出品者らに作品を講評。このうち、一般の部の絵画・デザイン部門などを審査した美術家の小松孝英さん(43)=延岡市出身、宮崎市在住=は「新型コロナからの解放、ウクライナの平和など、絵に込められた意味とコンセプトが明確でタイムリーな作品を選んだ。切り取り方や意外性、独創的なタッチなど、力のある作品が多かった」と評した。出品者らは、技術や構図、視点、表現の工夫など審査員のアドバイスに熱心に耳を傾けていた。

◆期間中、多彩なイベント

 初日は午後1時から、交流広場でオープニングセレモニー。セレモニー終了後、同市などの合唱グループや県立日向高校合唱部による「コーラスの祭典」がある。

 同センター内外では同1時から、市写真協会による写真撮影講座。参加自由。カメラで撮った写真(1人3枚まで)を持参すれば、会員が構図などをアドバイスする。

 画材を持ち寄って楽しくスケッチする「みんなでスケッチ大会」は29日午前10時から、交流広場。参加自由。市美術協会の会員がアドバイスする。

 期間中、交流広場では、同市の芸術・文化事業をボランティアで支援している「ヒュウガプランニングサポーター」が、ハンギングバスケットなど花の植栽「ウエルカムガーデン」で来場者を出迎える。

 入選・入賞者は本紙へ。

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