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日向東RC社会奉仕賞−teとteの会

本紙掲載日:2023-06-05
2面
社会奉仕賞を受けるteとteの会の甲斐理事長(左)と吉田恵副理事長
鮫島哲也賞を受ける安田代表(右)と富高小の四角目浩行校長

障害児持つ母親の居場所づくり

◆鮫島哲也賞−富小てんてこてんチーム−ひょっとこ踊りを普及

 日向市の日向東ロータリークラブ=RC=(岡田基継会長、23人)は5月30日にホテルベルフォート日向で開いた創立記念例会で、NPO法人teとte(てとて)の会(甲斐麻央理事長)に社会奉仕賞、市立富高小学校の「富小てんてこてんチーム」(安田宗信代表)に鮫島哲也賞をそれぞれ贈った。

◇創立記念例会で授賞式

日向東RCは1975年5月28日に創立し、今年48年目。毎年この時期に創立記念例会を開き、職業を通じて地元に貢献している個人に職業奉仕賞、公共福祉のために尽力している個人、団体に社会奉仕賞を贈っている。

 鮫島哲也賞は、元会長で国際ロータリー第2730地区(宮崎・鹿児島)ガバナーなどを歴任した故鮫島氏の功績と遺志を継承しようと、2015年に創立40周年記念事業として創設。文化やスポーツの振興に努めた個人、団体を表彰している。

 teとteの会は、多機能型事業所の立ち上げを目指し、障害を持つ子どもの母親らが昨年8月にNPO法人を設立。今年5月、同市比良町に重症心身障害児者や医療的ケア児者のための多機能型事業所「toko(とこ)とこ」を開所した。

 富小てんてこてんチームは、04年にひょっとこ踊りの普及事業の一環として富高小の児童を対象に結成。児童自身が使う面づくりや踊りの練習に取り組み、8月にある日向ひょっとこ夏祭りに参加している。

 授賞式で岡田会長は、「teとteの会さんは、障害を持つ子どもたちとその保護者に勇気を与えている。富小てんてこてんチームは、ひょっとこ踊りで多くの人を元気付けている」などと受賞理由を紹介し、それぞれの代表者に賞状と記念品を手渡した。

 甲斐理事長は「地域の子どもたちの居場所となり、皆さまにとっても財産となるような居場所づくりに頑張りたい」。安田代表は「昨年はチームで踊った児童が親となり、その子どもが入ってくれた。今後もそのような子どもたちが増えるよう続けていきたい」と謝辞を述べた。

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