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「毎日、観察したい」一ケ岡小

本紙掲載日:2023-07-03
7面
育ててきたコットンの苗を植え付ける児童
講師を務めた武田さん、佐伯理事長、藤島さん(右から)

種から育てたコットンの苗植える

 延岡市立一ケ岡小学校(木村淳子校長、219人)の2年生31人は19日、種から育てたコットン(綿花)の苗を校内の花壇に植えた。10月ごろに収穫を予定している。

 同市野地町の五ケ瀬川右岸堤防「コノハナロード」を整備、管理しているNPO法人コノハナロード延岡市民応援隊の佐伯卓信理事長(66)、同隊の隊員でコットンリーダーの武田弘子さん(82)、サブリーダーの藤島節子さん(71)が講師として来校した。

 苗は5月初めに武田さんの指導の下、児童がポットに植えたもの。三つの花壇に事前にかぶせたマルチシートには、一定の間隔で苗が入る大きさの穴が開けられ、講師3人は穴の近くに苗を一つずつ配置した。

 武田さんは早速、植える際の注意点を伝えながら手本を見せた。児童は手本通りに優しくポットから苗を取り出し、マルチシートの穴に苗を入れ丁寧に土をかぶせて植え付けた。その後、苗から約5センチ離れたところに竹の支柱を立てる作業を行った。児童は植え付けた苗の近くに竹を1本ずつ運ぶと、講師がハンマーを使って支柱を差し込んだ。

 最後に佐伯理事長は「立派なコットンが育つといいですね」、武田さんは「毎日、見に来て」、藤島さんは「毎日、観察して」と呼び掛けた。稲田偉凰さん(7)は「毎日、観察したい。水をあげて、コットンがいっぱいできてほしい」と話していた。

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