熱のこもったダンス披露

初開催のえんダンフェス

　延岡市に拠点があるダンススクールに通う人たちが同じ舞台に立ち、日ごろの練習の成果を発表する「えんダンフェス〜延岡ダンスフェスティバル２０２３」は１２日、同市の野口遵記念館であった。未就学児から大人まで総勢約３００人が出演。熱のこもったダンスを披露した。

　えんダンフェスは、市内のダンススクールが一堂に会するダンスのお祭りとして初開催。これまで、スクールごとの発表会はあったものの、複数の団体が集って発表する機会は少なかった。

　同記念館の開館記念イベントの一つとしての開催を目指し、のべおか文化事業団がダンススクールに呼び掛けて実行委員会を組織。学校教育でダンスが必修化されて盛り上がりを見せる中、「延岡のダンスシーンを盛り上げていきたい」という思いを込め、毎年開催していくことも目指し、準備を重ねてきた。

　１回目の今回は、ＰｅｒｆｏｒｍｉｎｇＡｒｔｓＤＯＣ▽ＳＴＵＤＩＯＣＯＳＭＯ▽ＤＡＮＣＥＳＩＴＥ▽ＲＨＹＴＨＭＭＡＳＴＥＲ▽ジュニアチアリーディングチームエトワール―の５スクールが出演。各スクールが数曲続けて発表する形で、スクールの色を出しながらさまざまなジャンルを踊った。

　ほぼ満席となった観客席からは自然と手拍子が生まれたり、応援の声が響いたりするなど観客も一体となって楽しみ、１曲終わるごとに、大きな拍手が送られた。

　実行委員の１人で、ＰｅｒｆｏｒｍｉｎｇＡｒｔｓＤＯＣの荒武治実代表（５５）は「スクールごとの特色、いろんなスタイルを披露することができ、面白かったと思う。これを機に活動の場、ダンスの魅力が広がれば。今後も恒例イベントとして続けていきたい」と話していた。