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10日から伊藤一彦展

本紙掲載日:2023-09-06
9面
伊藤一彦さん

旭日小綬章受章記念し企画

◆日向・若山牧水記念文学館

 歌人で若山牧水研究の第一人者、伊藤一彦さんの企画展「伊藤一彦展」が10日から11月26日まで、日向市東郷町坪谷の若山牧水記念文学館で行われる。

 伊藤さんは1943年、宮崎市生まれ。早稲田大学在学中に作歌を始める。

 「心の花」所属、「現代短歌・南の会」代表。歌集「微笑の空」で迢空賞、歌集「月の夜声」で齋藤茂吉短歌文学賞を受賞。若山牧水賞などの選考委員を務める。

 同展は、伊藤さんが昨年秋に叙勲「旭日小綬章」を受章したことを記念して開催。展示を「短歌との出会い」「牧水との出会い」「宮崎でうたう」で構成し、親友の歌人・福島泰樹さんから寄せられた直筆エッセーや、歴代の若山牧水賞受賞歌人らが詠んだ直筆短歌、伊藤さんを師と仰ぐ俳優の堺雅人さんによる直筆エッセーなど、約30点が並ぶ。

 開館時間は午前9時〜午後5時(入館は同4時半まで)。月曜休館。入館料は小中学生100円、高校生以上310円。20人以上の団体は2割引き。

 また、10月8日午後1時半から、同館ラウンジで伊藤さんの講演「短歌と人生」が行われる。定員は先着50人。定員に達し次第、締め切りとなる。

 問い合わせ、申し込みは同館(電話日向68・9511)まで。

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