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海の仕事への理解深める

本紙掲載日:2023-09-20
7面

北浦漁港を見学−ふるさと体験隊

 延岡市内の小学生が、さまざまな体験を通して郷土の魅力を発見する「はらはらわくわくふるさと体験隊」(市教委主催)の第5回が16日、同市の北浦漁港であった。延岡の豊かな海に触れるプログラム。児童約70人が北浦漁港を訪れ、海水魚や海の仕事への理解を深めた。

 子どもたちはこの日、計6班に分かれて漁港内のさまざまな施設を見学。このうち、産直倉庫で開かれた魚さばき体験では、地域婦人連絡協議会北浦支部会員の指導で、水揚げされたばかりのメヒカリ(アオメエソ)約400匹をさばいた。

 「包丁でこすって、うろこを剥がす」「頭の部分を斜めに切ると、はらわたが出しやすくなる」など、手取り足取り教えてもらい、子どもたちの包丁さばきはみるみる上達。「大切に食べるからね」など声に出しながら、交代で丁寧に作業した。

 昼食は、さばいたメヒカリを油でカラッと揚げて唐揚げに。自分たちで調理した分、おいしさもひとしおで、魚が苦手だった児童もペロリと完食した。

 潮の満ち引きに合わせて上下する係留施設「浮桟橋」の見学もあり、巻き網漁、底引き網漁、定置網漁など、漁にもさまざまな種類があることを学習。浦城小5年の長濱瑛茉さん(11)は「とても楽しかった。魚を捕る方法も、いろいろあることが分かって良かった」。西小6年の菊池優心さん(12)は「メヒカリをさばいたのは初めてだったけど、他の魚より簡単だった。家族にもさばいてあげようと思った」と話した。

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