生涯スポーツ文科相表彰

優良団体にＦＣ延岡Ｏ―６０、功労者に河野さん（延岡市陸協前会長）

　シニアサッカーチームのＦＣ延岡Ｏ−６０（永田哲夫会長、延岡市）と、延岡市陸上競技協会前会長の河野正さん（８３）＝同市川原崎町＝が今年度生涯スポーツ優良団体・功労者として、文部科学大臣表彰を受けた。表彰式は１０月東京都であり、永田会長は「設立４０周年の節目に受賞できて良かった。これもチーム設立に尽力した先輩方のおかげ」。河野さんは「誰かが見ていて推薦してくれたということ。喜ばしい」と語った。

　スポーツ庁の発表によると、表彰は、地域や職域でのスポーツの普及・振興に貢献し顕著な成果を挙げた個人、団体に贈られる。今年度は全国で、生涯スポーツ功労者に河野さんら県内４人を含む１６１人、生涯スポーツ優良団体にＦＣ延岡Ｏ−６０を含む１００団体が選ばれた。


◆暑い日も寒い日も楽しく、４０周年−ＦＣ延岡Ｏ−６０

　ＦＣ延岡Ｏ−６０は、地域のサッカー愛好家がいくつになってもプレーできる環境づくりを目標に掲げ、今年で結成４０周年。「グラウンドに集まった全員で楽しく、全力でプレーする」を合言葉に活動している。永田会長は「夏の暑い日も冬の寒い日も頑張っているなという姿を見せていけたら」と意気込んだ。


◆教員クラブを発足自ら走り後進育成−河野さん

　河野さんは中学校陸上部の指導者として後進を育成。県内の教員を中心にした長距離クラブを発足し、駅伝大会に出場するなど競技の発展に尽くした。現在も「天下一！のべおか中学駅伝競走大会」の役員を務めるなど、半世紀以上にわたって長距離競技に携わってきた。「体力が続く限り、走れる限り続けていきたい」とまだまだ意欲的だ。