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伝統的な餅つき楽しむ

本紙掲載日:2023-12-22
7面
リズム良く餅つき

川島小の5年生

 延岡市立川島小学校(長岡俊勝校長、116人)の5年生16人は20日、同校家庭科室などで餅つき体験を行った。地域の人、保護者の助けを借りながら、きねと石臼を使っての伝統的な餅つき。寒さに負けじと、元気な掛け声で力いっぱいきねを振った。

 同校では、社会科の授業で農業と産業を勉強する5年生が毎年この時期に餅つき体験をしている。

 この日ついたもち米は約18キロ。授業の一環で児童自らが6月に田植えをして、10月に稲刈りしたものを使用した。

 蒸し器で炊いたもち米を石臼に投入し、餅つきスタート。子ども2人がきねを持ち「トントン、トントン、ヒノノニトン!」とテレビCMで耳なじみのあるフレーズを口ずさんでつき始めると、見守っていた地域の人から「そのリズムいいね」と笑い声。大盛り上がりで、みるみるうちに餅が出来上がっていった。

 完成した餅は、児童らで丸めて持ち帰り用にパック詰め。きねと臼ではなく餅つき機で仕上げた餅もあり、それぞれ1個ずつを砂糖じょうゆ、きな粉、あんこで食べ比べた。

 高橋佑海(ゆう)さん(10)は「力を入れてつくのが楽しかった。軟らかくできたので、家族とも食べます」とニッコリ。

 もち粉でエプロンが真っ白になった福富彩耶さん(10)は「掛け声に合わせてつくのが難しかったけど、地域の人たちも手伝ってくれて楽しかった。自分たちで育てたもち米だからおいしくできてて、うれしい」と話した。

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