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萩尾浩幸さん油絵展−ありがとう延岡

本紙掲載日:2023-12-27
7面
油絵展を開いている延岡市出身の萩尾浩幸さん

1月5日まで−延岡・虎彦サロン

 油絵画家、イラストレーターとして活動する延岡市出身、大阪府在住の萩尾浩幸さん(63)の油絵展「星鏡(ほしかがみ)」は1月5日まで、延岡市幸町の風の菓子虎彦サロンで開かれている。鑑賞無料。来場を呼び掛けている。

 萩尾さんは風の菓子虎彦の2軒隣で育ち、実家は理容店を営んでいた。小さい頃から絵を描くことが好きで、市内の絵画教室に通うようになり、小中学生の時には数々の絵画コンクールで賞をもらうようになる。ただ、賞状を持ち帰っても両親はさほど喜ばなかったという。

 岡富中学校3年の時、担任教諭から大分県の美術大学付属高校への進学を勧められたが、父親から「お前は長男なんだから、跡取りとして理容師になるんだ」と一喝され、失意のまま延岡商業高校に進んだ。

その言葉通り、高校卒業後は宮崎市内の専門学校に進んで理容師となったが、薬剤による肌荒れがひどくなり「理容師は続けられない」と判断。その後はサラリーマンとして働きながら大阪府、京都府などで暮らした。

 転機は、子育ても一段落した40歳の時。妻の後押しもあり「もう一度、好きな絵の道を歩もう」と決意する。通信教育で絵の基本を一から学び直し、油絵に没頭していく。海外の美術展にも積極的に出品し入賞。現在、フランス芸術家協会永久会員、日本国際美術家協会会員。

 両親も晩年は実家に画廊を設けるなどし、活動を応援してくれたという。父親に続き、昨年1月には母親も他界し、実家の片付けをしていた時のこと。たんすの中から取り出した箱を開け、萩尾さんは驚く。そこには小中学生の時にもらった絵画コンクールの賞状が、あの「さほど喜ばなかった」という賞状が、一枚一枚きれいに保管されていたという。

 「客商売をしていたので家族の自慢話はしたくてもできなかったのでしょう。そんな両親の思いを知り、見つけた時は一人で泣きました」

 会場には日本やヨーロッパの風景画を中心に油絵約30点が展示されている。ふるさとを描いた「北川」「五ケ瀬川」なども並ぶ。

 「小さい頃から見てきた延岡の美しい海、山、川が私にとって大きな財産になっています。今回の油絵展を通じ、そんなことに今さらながら気付かせてもらいました。ありがとう延岡。感謝の気持ちでいっぱいです」

 時間は午前9時〜午後7時。ただし12月31日と1月2、3、5日は午後5時まで。1月1日は店休日。

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