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新春ハンドボール教室−「ハンドはリズム」

本紙掲載日:2024-01-11
3面

東京五輪主将・原希美さん(延岡市出身)から学ぶ

 東京五輪女子ハンドボールの日本代表主将を務めた原希美さん(延岡市出身)が講師を務める「2024新春ハンドボール教室」は6日、同市大貫町のアスリートタウン延岡アリーナ(新県体育館)サブアリーナであった。

 市内のチームに所属する小・中・高校生140人が参加。原さんと、弟で日本ハンドボールリーグ福岡ゴールデンウルブスに所属する原健也選手が競技の楽しさ、トップレベルの技術を伝えた。

 小中学生80人が集まった午前の部は、競技の楽しさに触れることを中心に技術面も学んだ。原さんいわく「ハンドボールはリズムが大切」。

 子どもたちは、一定のテンポに合わせて両足のステップや片腕を斜めに上げてジャンプ。ステップはディフェンスを意識し、なるべく低い姿勢で動いた。

 原さんが言った番号と一致するコーンをタッチする練習は、子どもたち同士で「あっちにあるよ」「3番は後ろ」。大声を掛け合って、盛り上がった。

 体が温まったところで、1対1のディフェンス練習に。守る側は相手がシュートフォームになったらボールを持っている腕ごと下ろすこと、利き手側に立って攻撃しにくい動きに追い込むことを考えながら動いた。

 最後に原さんは、「小中学生の頃から頭で考えてプレーすることで鍛えられる。攻撃が好きな子も多いが、もっと上を目指す人はディフェンスもできないといけない。11日のことをチームに持ち帰って練習してほしい」と呼び掛けた。

 佐藤飛(しぶき)さん(東小5年)は「全部楽しかったけど、番号がふってある小さいコーンのタッチ練習が特に楽しかった。原選手が言っていた、キーパーをずらしたりとか、頭で考えてシュートしていきたい」と多くを学んだ様子だった。

 同教室は、市教育委員会と市ハンドボール協会の主催。「チームのべおか小中高連携アスリート育成事業」の一環。

 世界で活躍した延岡にゆかりのある選手らと交流を図り、子どもたちの競技力向上や競技意欲を育てることを目的に、柔道と陸上も対象競技になっている。

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