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球状コンクリーションって何?−延岡と日向の中学校で特別授業

本紙掲載日:2024-07-13
7面

吉田英一教授(名古屋大学博物館館長)−延岡出身

◆研究成果を分かりやすく解説

 海底などの地層中から産出される「球状コンクリーション」を研究している延岡市出身で名古屋大学博物館の吉田英一教授が11、12日、延岡市と日向市の中学校で特別授業を行った。「コンクリーション化(化石化)プロセスの理解とその応用」と題して、球状コンクリーションが形成される仕組みや人々の生活に関わる研究成果などを解説した。

 球状コンクリーションは、生物の死骸から出る炭素と、海水中の炭酸カルシウムが急速に反応して形成された非常に緻密で硬い球状の岩石。吉田教授を中心とする研究チームは、球状コンクリーションの内部にあった化石を調査し、化石が数カ月で生成されることを解明。化石化に数万年かかると言われていたこれまでの考えを覆した。

 吉田教授によると、球状コンクリーションは日本各地の100カ所以上で発見され、秋田県男鹿半島の鵜ノ崎海岸では鯨の化石が入った最大約9メートルのものもあったという。県内では日南海岸や鵜戸神宮でも多数の球状コンクリーションが見られることを紹介した。

 さらに、火星でも見つかり、内部には生物の痕跡が残されている可能性があるという。そのため現在、NASA(米航空宇宙局)と共同研究を行っており、「微生物や生物の化石が残っていれば、地球外生命を確認する最初の事例になる」とした。

 また、研究チームがコンクリーション化の形成を応用して開発した「コンクリーション化剤」は、トンネルやコンクリート構造物の劣化を防止するほか、放射性廃棄物の地下隔離・処分、二酸化炭素を地下に貯留するなど幅広く応用できるという。

 最後に吉田教授は「いろいろなものを見て感じて不思議に思ってほしい。そのことを続けていると、将来何かにつながるかもしれない」と締めくくった。

 詳細は、本紙へ。

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