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打ち出の小づちで開運祈る

本紙掲載日:2021-01-12
2面
小づちで参拝者の肩をたたいて回り、開運を祈る谷山住職(10日、光明寺)

光明寺、新年最初の十日えびす−延岡市古城町

 延岡七福神の一つ「恵比寿(えびす)様」の神霊場である延岡市古城町の光明寺(谷山光信住職)で10日、新年最初の恒例行事「十日えびす」があり、商売繁盛や家内安全など一年の開運を願った。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、境内での行事などを中止、規模を縮小して法要のみ執り行った。

 この日は、恵比寿像が祭られた本堂横の淡島堂内で法要が営まれ、谷山住職や参拝者が般若心経を読経。その後、谷山住職が「南無えびす大神」と真言を唱えながら、5円玉で作られた打ち出の小づちで参拝者の肩などを触れて回り、開運を祈った。

 谷山住職は「今年の干支(えと)は辛丑(かのとうし)で、希望を与える年とされる。コロナが収束して日常生活が戻り、皆さんが健康で過ごせるように祈願しました」と話した。

 恵比寿神は釣りざおを持ち、脇に釣り上げた魚を抱えた姿で知られ、漁業の神、商売繁盛の神として信仰を集めている。

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