自覚と誇り胸に入学−２課程８４人

延岡看護専門学校「勉学にまい進」

　延岡看護専門学校（野田寛校長）の入学式は２日、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センターで行われ、医療高等課程（２年制）４０人と医療専門課程（３年制）４４人の計８４人が看護職への道を歩み始めた。

　式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、出席を学校関係者や少数の在校生に限定し、座席の間隔を空けて行われた。

　新入生を代表して、医療高等課程の松木あおいさんと専門課程の柳田真弥さんが「看護学生としての自覚と誇りを保ち、校則を守り謙虚に自分を戒め、固い決意を持って勉学の道にまい進する」と誓いの言葉を述べた。

　野田校長は「自分で選んだ道に自信と誇りを持ち、看護のプロフェッショナルになるという夢の実現のため、将来を見据えて勉学に励み、有意義な学生生活を送ってください」と激励。

　延岡市医師会の佐藤信博会長は「高い職業意識を持ち、責任ある行動と対応が求められる。ふるさとである延岡の地域医療の現状を知り、卒業後は延岡で勤務してほしい」と告辞した。

　最後に、在校生を代表して医療専門課程３年生の北ノ薗さやかさんが「本校での学びを大切にし、看護師としての道を目指す仲間として、共に頑張っていきましょう」と歓迎の言葉を贈った。

　入学式は今年度で医療高等課程が７０回目、医療専門課程が４５回目。１９５２年に開校した同校は、これまでに医療高等課程４０００人、７７年から医療専門課程１５００人以上の卒業生を送り出している。